コラム3・早実初優勝一体、斎藤はどういう肘や肩をしているのだろうか。 6日間で5試合。しかも4連投。 それなのに、140km/h台を連発。 投げ方を見る限りでは、バックスイングも大きく、肘から前に出ているし、最後も伸び切っている。 どう見ても4連投の投手の投げ方ではなかった。 ただ、下半身はさすがに疲れていたのか、体が投球後左に流れているシーンが多かった。 自分が見た中では恐らく今までの高校野球で一番「凄い」ピッチャー。 フォームもきれいで、コントロールもいい。ただ球が速いだけじゃない。 正直、4-3で終わるとは思わなかった。 田中、斎藤共に3失点ずつ。これは少ない。 実際、斎藤に至っては8回まで1失点。 決勝戦。まさにその言葉通りの素晴らしい試合だった。 駒大苫小牧も3年連続決勝進出。これは凄いことだ。 十分に賞賛できる。 9回表の2ランホームラン。 ホームランなるが故に斎藤は楽になったと思う。 もう1度ランナー無しから再開できるからだ。 試合終了後、斎藤が初めて見せた涙。 敗者の涙ではなく勝者の涙。 いままでに溜め込んだきた何かが一気に溢れたような、そんな涙。 カッコよかった。 田中には涙はなかった。その構図がまた印象的だった。 早実が勝った要因。 1.斎藤の好投 2.6回に点を取られてから裏の攻撃ですぐ取り返した事 3.ノーエラー この2つだと思う。特に2.は大きい。 3.も重要。斎藤をよく支えた。ちなみに駒大苫小牧は1つエラーをした。 昨日、今日と続いた決勝。 両校の選手に最大級の賞賛を贈りたい。 そう純粋に思えた試合だった。 ジャンル別一覧
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