044615 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

コラム3

・早実初優勝

一体、斎藤はどういう肘や肩をしているのだろうか。
6日間で5試合。しかも4連投。
それなのに、140km/h台を連発。
投げ方を見る限りでは、バックスイングも大きく、肘から前に出ているし、最後も伸び切っている。
どう見ても4連投の投手の投げ方ではなかった。
ただ、下半身はさすがに疲れていたのか、体が投球後左に流れているシーンが多かった。

自分が見た中では恐らく今までの高校野球で一番「凄い」ピッチャー。
フォームもきれいで、コントロールもいい。ただ球が速いだけじゃない。

正直、4-3で終わるとは思わなかった。
田中、斎藤共に3失点ずつ。これは少ない。
実際、斎藤に至っては8回まで1失点。
決勝戦。まさにその言葉通りの素晴らしい試合だった。

駒大苫小牧も3年連続決勝進出。これは凄いことだ。
十分に賞賛できる。
9回表の2ランホームラン。
ホームランなるが故に斎藤は楽になったと思う。
もう1度ランナー無しから再開できるからだ。

試合終了後、斎藤が初めて見せた涙。
敗者の涙ではなく勝者の涙。
いままでに溜め込んだきた何かが一気に溢れたような、そんな涙。
カッコよかった。

田中には涙はなかった。その構図がまた印象的だった。

早実が勝った要因。

1.斎藤の好投
2.6回に点を取られてから裏の攻撃ですぐ取り返した事
3.ノーエラー

この2つだと思う。特に2.は大きい。
3.も重要。斎藤をよく支えた。ちなみに駒大苫小牧は1つエラーをした。


昨日、今日と続いた決勝。
両校の選手に最大級の賞賛を贈りたい。
そう純粋に思えた試合だった。


© Rakuten Group, Inc.